ゴキブリといえば大半の人が不快感を感じる代表的な害虫です。そして繁殖力が恐ろしく高く、ゴキブリは一生の内に5回産卵するといわれています。1つの卵からは30~40匹もの幼虫が産まれるとされ、単純計算で200匹の子供を産むことになります。1匹見たら30匹いると思えとよく言われますが、放置するとそれ以上に増えてしまいます。1匹でも見かけたら業者に依頼して徹底的にゴキブリを駆除してもらうのが賢明です。 しかしせっかくゴキブリ駆除が成功しても一度ゴキブリが発生したということは、そこがゴキブリにとって住みやすい環境になっているということです。駆除が成功した後も、ゴキブリが嫌うような環境を作ることも大切なのです。 まずは屋内の清潔を保つことです。汚い部屋にはゴキブリの餌になるものがあり、そのエサを求めゴキブリは集まります。しかしそれだけではなく、ゴキブリのフンや死骸にも反応します。フンや死骸からはフェロモンが発せられており、それに惹かれ新たなゴキブリが集まって来るのです。 次にゴキブリの潜伏エリアを失くすこと、ゴキブリは「狭くて暗い場所」を好みます冷蔵庫や棚の裏などによくいるのはこのためです。対処方法は意外と簡単で、隙間をなくしてしまうことです。ゴキブリが好む隙間というのは自分がちょうど入れるくらいの隙間5~13mm程度なので、壁に密着させるのではなく2~5cm程離すことでそこに留まることがなくなるのです。ゴキブリが好む環境でもう一つ有名なのが水場です。これはゴキブリが乾燥に弱く食料以上に水分が必要不可欠であるためです。つまり、家具などを壁から離し、空気の通り道をしっかり作ることでその場所を乾燥させ、ゴキブリが住みにくくなります。多少手間はかかりますが、家具を壁から離すことはとても効果的なことなので実行することをおすすめします。