ゴキブリを見つけた時、咄嗟に新聞紙やスリッパで叩こうとして逃げられた経験をお持ちの方は多いと思います。 壁や天井、もちろん床面を素早く移動できるのがゴキブリの大きな特徴ですが、何故あれほど素早く移動できるのでしょうか? ゴキブリには尾角という部分に毛が生えていて、一種のセンサーの役割を果たしています。ここに風邪を受けた瞬間、ゴキブリは危険を感じて逃げ出すというわけです。最大1秒間で体長の50倍という距離を動けるだけの力強い脚力は、足に生えた細かい毛に助けられて縦横無尽に移動します。 これがゴキブリ退治を難しくしている要因の1つで、実際にゴキブリを見つけてから駆除するのは大変なものです。まして1匹いたら30匹とも昔から言われるほどのゴキブリですので、見つけ出して駆除をするというのは現実的ではありません。 そこで、ゴキブリ駆除では設置型の罠や毒餌が多用されます。 動きの素早いゴキブリも、毒餌なら見えない場所でも駆除できますし、粘着シートを利用した罠であれば、ゴキブリを確実に捕獲して駆除することが可能です。 素早いゴキブリも、様々な方法を組み合わせれば一網打尽にすることが可能です。 広い空間や施設での駆除については、専門業者の力を借りることで、より確実に駆除を行うことができるでしょう。