害虫は不快害虫、衛生害虫、経済害虫の3つに分類できますが、ゴキブリはその3つにすべて当てはまっています。今回は、その3つの分類がどういうものなのか、どういう被害をもたらすのかを詳しく見ていきたいと思います。 不快害虫とは人間を不快にさせる害虫です。見た目が気持ち悪いといった理由で精神的な害になる虫のことです。 この中にゴキブリが入ることに納得する人は多いでしょう。つやつやした油分のある表面は嫌悪感を抱かせるものです。 衛生害虫は菌やウィルスを媒介する虫です。攻撃性のある虫もここに入ります。 ゴキブリの体にはサルモネラ菌や赤痢菌といった菌が付着しており、人との接触や接触したものを人が触ることで感染の恐れがあります。あまりないことですが噛まれる場合もあるので、そこから感染する可能性もあります。糞や死骸にも付着しているので、この分類に入っていることも納得です。 経済害虫は家畜や農作物、家財といった財産に害を与える虫です。 ゴキブリは人の食べ物だけでなく紙も食べてしまいます。更に家電の下や中に入り込むことで漏電し、家電が壊れることもあります。更にそこから出火という事件もあり、経済的な損失でも無視できない存在になっています。 このように、ゴキブリは様々な被害をもたらす害虫だということが、改めてご理解いただけたと思います。駆除についても、早めに対策をとられるのがおすすめです。