ゴキブリは夜行性のため、視覚ではなく嗅覚を利用して餌を探しています。 鼻がないため、触角で匂いを感じて嗅ぎ分けているのですが、様々な匂いの情報をゴキブリは食べ物とホルモンの2つの種類に大別しているそうです。 特にホルモン(性ホルモン、危険ホルモン、集合ホルモン)を感じるための嗅覚は、食べ物のための嗅覚と比較すると感度が良く、ゴキブリのフェロモンは数キロ先まで届くとされていますので、多くの異性のゴキブリを引き寄せるのです。 「ゴキブリが1匹見つかると、他にも100匹はいる」という言葉をよく耳にしますが、これはゴキブリの優れた嗅覚によって、仲間や異性の情報をキャッチし、集まっているからなのかもしれません。