ゴキブリは世界中に数千種類存在すると言われていますが、日本だけでも約50種類が生息しています。有名なものでは、真っ黒かつ大きな体を持つ「クロゴキブリ」、小さいが繁殖力の強い「チャバネゴキブリ」などが挙げられます。
それらのゴキブリにも要注意ですが、「ワモンゴキブリ」という種類にも注意が必要です。このゴキブリには以下のような特徴がありますので、その駆除は早めに済ませておくことをおすすめいたします。
▼体が大きい
実は、人間の住宅に住み着くゴキブリは、全体の中でも1%に満たないと言われています。その中でもワモンゴキブリは、日本の屋内性ゴキブリの中で最も大きな体を持ちます。その大きさは成虫の時点で30~45mmに達します。
▼動きが素早い
ゴキブリは足が発達しており、素早く動くことができます。ワモンゴキブリは秒速1.5mと言われており、駆除しようとしても素早く逃げられることも多いです。
▼寒さに弱い
元々温暖な地域で生息していたワモンゴキブリの弱点として、寒さに弱いという点が挙げられます。気温が20度以下になりますと繁殖や摂食行動ができなくなり、さらに低くなりますと命を落とします。そのため、地域によってはほとんど生息すらしていません。
しかし、近年は地球温暖化や、ヒートアイランド現象によって都市部でも頻繁に見られるようになっています。今は見かける機会がなかったとしても、知らず知らずのうちに数を増やしているおそれがあります。