「ゴキブリを退治しようとして、見失ってしまった!」こんな経験はありませんか?ゴキブリを見失ってしまうと、いつどこから出てくるのかわからずに不安ですよね。また、それが夜寝る前だったりすると、不安で眠ることができない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回はゴキブリを見失ってしまった場合の対処法をご紹介していきます。家に隠れているゴキブリに悩まないためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ゴキブリの逃げ先がわかる場合
ゴキブリの逃げ先がわかる場合には、そこにスプレーをかけて退治しましょう。そのスプレーで直接ゴキブリを撃退することはできなくても、スプレーの臭いに反応してゴキブリが家の外に逃げていくことが期待できます。
また、誘引剤付きの粘着シートを使う方法もあります。逃げ先に設置しておくことで、粘着シートにかかって動けなくなることがあるのです。
また、どうしてもゴキブリが苦手な方や部屋の中にゴキブリ駆除グッズがない場合は、一旦ゴキブリを発見した部屋の外に出てしまいましょう。ゴキブリを部屋の中に閉じ込めたうえで、ゴキブリ駆除グッズを用意するとよいでしょう。
駆除グッズがないときに使える代用品
中にはゴキブリ駆除グッズがないご家庭もあるはず。そこで、ここからはゴキブリ駆除グッズの代用品になるものをご紹介していきます。
殺虫剤がない場合には、逃げ込んだ場所を新聞紙でふさぐのがおすすめです。逃げ道をふさぐことで、ゴキブリがほかの場所に移動するのを一旦防ぐことができます。
また、食器用洗剤を使うのも効果的です。ゴキブリのお腹には気道がありますので、そこに洗剤をかけると気道がふさがれて撃退することができます。
ゴキブリを見失ってしまった場合
ゴキブリを見失ってしまった場合は、まずは隠れやすい場所を探しましょう。では、ゴキブリはどういった場所に隠れることが多いのでしょうか。
ゴキブリは暗い場所・狭い場所・ジメジメしている場所・暖かい場所を好みますので、そういった場所に隠れることが多いです。家の中でゴキブリが好むのは、以下のような場所が挙げられますので、見失ってしまった場合は探してみてください。
- ・家具の周辺(壁や床との隙間)
- ・家電の裏(パソコンやテレビ、冷蔵庫など)
- ・布団・絨毯・カーペットの下
- ・カーテンの中
- ・天井
- ・鉢植えの周り
- ・ガスコンロと壁の隙間
- ・ダンボール・雑誌・新聞の隙間
- ・エアコン
それでもゴキブリが見つからないとき
どうしてもゴキブリが見つからないときは、ゴキブリ駆除スプレーを購入しましょう。ゴキブリを見失った場所や、先ほどご紹介したゴキブリが好む場所に、駆除スプレーを撒いておくと、ゴキブリが嫌がって逃げていく可能性があります。
また、「夜にゴキブリを見失ってしまって、もう寝なきゃいけない」という場合、寝室にハーブやアロマがあれば、それをたいて寝ましょう。ゴキブリはハーブやアロマの匂いを嫌うので、その場から逃げていくかもしれません。
ゴキブリを退治しないといけないワケ
では、なぜゴキブリを退治しないとならないのでしょうか。ここでは、2つの理由についてお伝えしていきます。
「1匹みつけたら100匹いる」といわれている
「ゴキブリは1匹みつけたら100匹いる」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。この理由は、ゴキブリの繁殖力の強さにあります。ゴキブリは繁殖力がとても旺盛で、1回の繁殖につき22~28個もの卵を産むのです。
なんと、ゴキブリはメスだけで繁殖できる種類もいます。そのため、ゴキブリが侵入してきたときは数が少なくても、退治しないとどんどんゴキブリが増えてしまうのです。
また、ゴキブリは集団で生活します。1匹出てきたということは、ゴキブリの集団が家の中にいるということになります。普段は見ることがなくても、暗い場所や狭い場所が好きな多くのゴキブリが隠れているかもしれません。
ゴキブリが病原体を媒介する
ゴキブリで最も気をつけなければならないのが、健康被害です。ゴキブリは不衛生な場所に生息していますので、雑菌などが体に付着しているのです。
ゴキブリが家具や食器などに雑菌をつけて、それを人が触れると病気に感染することがあります。たとえば、サルモネラ菌による「食中毒」、赤痢菌による「赤痢」、大腸菌による「尿路感染症、急性胃腸炎」などです。
また、ゴキブリ自体ではなく、ゴキブリのフンや死骸にも注意しなくてはなりません。ゴキブリのフンや死骸はアレルギーを引き起こすことがあるのです。
フンや死骸を知らず知らずのうちにつぶしてしまうと粉々に砕けて空中に舞い、人が吸い込むことで喘息などの症状が出てしまうことがあります。このように、健康被害をもたらすゴキブリが家の中に出た場合は、根絶しなくてはならないのです。
ゴキブリがいなくならない場合にはプロに頼ろう
「ゴキブリを根絶するにはどうしたらいいの……?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。ゴキブリを根絶するには、駆除業者に依頼することをおすすめします。専門的な知識をもつプロに依頼することで、駆除してくれるだけではなく、ゴキブリ対策についてのアドバイスが聞けるかもしれません。
また、ゴキブリ対策の業者選びもしっかりとおこなう必要があります。まず、業者を選ぶうえでおこないたいのが、相見積りです。相見積りでは、複数業者の費用を比較することができますので、作業にかかる適正な金額を知ることができます。
また、実績の多さやスタッフの対応は、業者の信頼度をはかる参考になります。業者のサイトや電話対応も確認してみてください。
日ごろからできるゴキブリ対策
ゴキブリは侵入してくるとあっという間に繁殖してしまうので、ゴキブリを侵入させないための対策が必要です。そこで、ここでは日ごろできるゴキブリ対策についてご紹介します。
部屋の掃除
ゴキブリは髪の毛や食べカス、ほこりなどを好んで食べます。ゴキブリはそういった餌がたくさんある場所にやってきますから、ゴキブリの侵入を防ぐには普段から部屋全体の掃除をすることが大切です。
キッチンの掃除
キッチンは家電がたくさん置いてあり、ただでさえゴキブリの好む環境です。毎日掃除をしておかないとゴキブリが大量に繁殖してしまうかもしれません。
ゴキブリは油汚れを好むため、キッチンの油汚れはすぐに掃除するようにしましょう。また、キッチンの生ゴミにもゴキブリがやってきてしまいますから、排水口や三角コーナーの生ゴミは放置しないように心がけましょう。
出入口をふさぐ
ゴキブリの侵入を防ぐためには、出入口をふさいで物理的に入って来られないようにすることが大切です。家の中でゴキブリがとくに侵入してきやすい場所を以下に挙げますので、参考にしてみてください。
・網戸
窓を開けっ放しにしないことはもちろんですが、網戸を閉めている際にも注意が必要です。網戸とサッシの間に隙間がある場合があり、そこからゴキブリが侵入してしまうおそれがあるのです。そのため、窓とサッシの間に隙間がある場合にはテープを使って隙間を埋めるようにしましょう。
・換気扇
また、換気扇の隙間から入って来るおそれもあります。換気扇の隙間から入ってくるゴキブリは、虫よけとして市販されている防虫フィルターやストッキングなどを換気扇に取り付けることで侵入を防ぐことができます。
・排水口・排水管
排水口や排水管も要注意です。排水口にトラップがあるかを確認しましょう。シンク下の収納を開け、配管を確認してみてください。S字などに曲がっている部分が排水トラップになります。その部分は、虫が下水から上がってくるのを防ぐ役割があるのです。ただし、排水管によって排水トラップがつけられていないものがあります。
排水トラップがつけられていないご家庭は、「椀トラップ」があるかどうかを確認しましょう。排水口には、おわん型を逆さにした形の部品があります。こちらも排水トラップと同じような役割を果たします。
また、排水管が通っている穴に隙間があるとそこからゴキブリが入ってきてしまうおそれがあります。シンク下の収納を開け、排水管を通す部分に隙間がないか確認してみてください。隙間がある場合には、パテなどで埋めておきましょう。排水口には市販のフィルターやストッキングなどでふさいでおくと侵入を防止することができます。
・シンク・キッチンの中
アパートの場合、シンクやキッチンの下が建物の基礎部分とつながっていることがあるため、ゴキブリが侵入してくるおそれがあります。シンクやキッチンの下の扉に穴や隙間がある場合には、ふさぐ必要があります。
エアコンの掃除
「ドレンホース」と呼ばれる室外機とつながるホースから、ゴキブリが侵入してくることがあります。また、エアコンを掃除しないとほこりがたまってしまいます。ゴキブリは雑食でほこりも好むので、侵入防止にはエアコンの掃除が必要なのです。そのため、最低でも月に1回はエアコンのフィルターを掃除してほこりを取り除きましょう。
ダンボールや古紙は処分する
ダンボールや古紙にも要注意です。ダンボールや古紙は、暗くて狭く暖かいといったゴキブリが好む条件を満たすのです。
また、ダンボールや古紙にはゴキブリが卵を産み付けてしまうおそれもありますので、放置しておくと家がゴキブリだらけになってしまうかもしれません。そのため、外にダンボールを置いている方は早めに片付けましょう。
ゴキブリの通り道に罠をはる
ゴキブリの侵入をより効果的に防ぐには、侵入経路に罠をしかける方法があります。具体的には、毒餌を使うのがおすすめです。毒餌を使うことで、ゴキブリが侵入してくる前に殺すことができるのです。
ただ、この方法はペットや小さなお子様が誤って毒餌を口にしてしまうおそれがあります。毒餌を口にすると、健康被害を及ぼすかもしれませんので、ペットや小さなお子さまのいるご家庭では避けたほうが無難です。
まとめ
今回はゴキブリを見失った場合の対処法を中心にお伝えしてきました。ゴキブリを見失った場合は、スプレーや誘引剤付きの粘着シートを使って退治することができます。ゴキブリがどこに逃げたかもわからない場合は、ゴキブリの隠れていそうな場所を確認し、ゴキブリを見つけましょう。どうしてもゴキブリが見つからない場合には、ゴキブリ対策グッズの使用やアロマやハーブをたくなどして対策しましょう。
また、ゴキブリが1匹見つかったということは、家の中に大量にゴキブリがいるおそれがありますので、徹底的に駆除する必要があります。自分で家の中のゴキブリを全滅させることは難しいですから、業者に依頼することをおすすめします。
ゴキブリが見つかった場合は、ゴキブリが好む場所や侵入しやすい場所になっているかもしれません。そのため、ゴキブリが寄ってこないように事前に対策しておきましょう。