アフリカ原産とされるチャオビゴキブリはこれまで、日本では小笠原諸島のみに生息しているといわれていました。しかし近年、本州などでも都心部を中心に定着してきているといわれています。
チャオビゴキブリ自体は日本で最も多く生息しているともいわれるチャバネゴキブリに近い種のゴキブリで、約3か月で卵から成虫にまで至るという成長の早い種です。第二次世界大戦からの帰還でアメリカへ入ったとされ、熱の発生する電化製品の内部など、暖かいところを好むため「テレビゴキブリ」と呼ばれることもあります。またチャバネゴキブリが台所に住みつきやすいのに対し、寝室や戸棚を好み、餌を得る以外には台所に近づかないのも1つの特徴とされています。
そのため、チャオビゴキブリを駆除するには台所だけの対策では不十分といわれています。チャバネゴキブリの対策は台所周りが中心だったこととは対照的に、家全体でゴキブリ駆除を行う必要性が出てきます。
しかし広い範囲で対策を取るとなると負担は大きくなるでしょう。しかしゴキブリ駆除のプロに相談すれば対策は取りやすくなるかもしれません。