家に出たゴキブリを見失ってしまうことってありますよね。見つけてすぐに退治できたらいいのですが、ゴキブリは非常に動きが速いので一瞬でも目を離すと行方がわからなくなることも。ゴキブリを見失うと「あのゴキブリは今どこにいるのだろう」「寝ている間に出てくるのではないだろうか」と、存在に怯えながら暮らすことになりかねません。
見失ったゴキブリは、すぐにでも見つけて退治したいものです。そこで今回は、ゴキブリを見失ったときにすぐにとるべき行動、そしてゴキブリを見つけられなかった場合にとるべき行動について、ゴキブリの退治方法や対策方法とともに紹介していきます。
目次
ゴキブリを見失った!すぐにやるべき4つのこと
家に出たゴキブリを見失った!そんなときには、すぐに行動することがポイント。迅速に以下の行動をとりましょう。
- 駆除グッズや掃除機をスタンバイ
- 部屋のドアを閉める
- 周辺や隙間を探す
- ゴキブリがいそうな場所に殺虫剤をかける
ゴキブリを見失ったら、まずは慌てずにゴキブリの駆除グッズや掃除機をスタンバイしましょう。おすすめしたい駆除グッズは、洗剤や殺虫剤。それらが手元になければ、叩いて潰すためのスリッパや新聞紙でも構いません。このとき、大きな音を立てたり騒いだりするのは厳禁。人の気配を察知したゴキブリは、どんどん遠くに逃げてしまいます。
次に、ゴキブリが出現した部屋のドアを閉めます。気づかぬうちに、違う部屋へ移動しているかもしれません。ゴキブリは狭い隙間でも通り抜けてしまいますが、ドアを閉めないよりかはよいでしょう。扉をぴっちりと閉めて、ほかの部屋へ逃がさない工夫をしましょう。
ドアを閉めたら、周辺をくまなく捜索します。とくに、家具の隙間や、床の上に置いている物の下は重点的にチェックしましょう。どんな狭い隙間でもゴキブリは入っていきます。また、探す際には耳をすませてみましょう。ゴキブリが移動していれば「カサカサ」と動く音が聞こえてくるかもしれません。ゴキブリを退治するために、徹底的に探索しましょう。
それでも見つからない場合には、ゴキブリがいそうな場所に殺虫剤をかけてまわります。もしそこをゴキブリが通ることがあれば、殺虫剤の成分で弱らせることができるのです。殺虫剤をかけておく場所は、部屋の角、天井の角、家具の隙間などがおすすめ。もしゴキブリを殺虫剤で弱らせることができれば、見つけた場合に退治が楽になります。
ゴキブリがどうしても見つからない場合は?
すぐに行動したけど、いくら探してもゴキブリを見つけられない!そんなときには、次のような対策をとりましょう。
侵入経路を塞ぐ
ゴキブリをどうしても見つけられない場合は仕方がありません。見失ったゴキブリ以外の、新しく入ってくるゴキブリを防ぐことを試みましょう。ゴキブリはお風呂やキッチンなどの水回りや、窓やドアの隙間から侵入してきます。
ゴキブリに侵入口となる隙間をテープで埋めましょう。これらの隙間防止テープはインターネット通販やホームセンターでの購入が可能です。簡単で効果的な対策法なので、ぜひ試してみてください。
置き型のゴキブリ駆除グッズを設置
ゴキブリの侵入経路を塞いだら、次は家の中にいるゴキブリの駆除を開始します。家の中にいるゴキブリ駆除には、ゴキブリ用の毒エサや忌避剤、また粘着性のシートがおすすめ。とくに、見失ったばかりのゴキブリには粘着性シートの捕獲グッズが有効です。この捕獲グッズはエサを探しているゴキブリを駆除する効果も期待できますので、ゴキブリを見失って困っている際には設置してみましょう。
業者に駆除を依頼
ゴキブリをどうしても見つけることができず、不安で仕方ない!という方は、業者に駆除を依頼することをおすすめします。ゴキブリを一度見失ってしまうと、ゴキブリの存在に怯えながらの生活になることも。業者に依頼することで、自分では見つけることのできないゴキブリを徹底的に駆除してくれますので、安心して日常生活を送ることができます。
ゴキブリをすぐ退治するために準備するもの
見失ったゴキブリが、ふらっとまた現れた!ゴキブリ退治のチャンスです。こんなアイテムを使えばゴキブリを退治することができます。
殺虫剤
ゴキブリ退治といえば、殺虫剤を使われる方が多いのではないでしょうか。殺虫剤はゴキブリ退治の能力が高く、瞬殺させることができます。いつゴキブリが出てもいいように、家に1本常備しておくと安心です。
殺虫剤を使うことに抵抗があるという方は、化学合成殺虫成分を使用していない殺虫剤を使用しましょう。ハッカ油を配合した、体にも環境にも優しい殺虫剤が販売されていて、ホームセンターなどでも購入が可能です。
洗剤
ゴキブリ退治には洗剤もおすすめです。洗剤に含まれる界面活性剤の力でゴキブリの表面を覆う油を溶かし、ゴキブリを液体で包むことで窒息死させることができるのです。洗剤であれば、どんなご家庭にもあります。急なゴキブリの出現にもすぐに対処することができますよね。
ですが、洗剤はドロっとした液体です。洗剤をそのまま使うのであれば、動きが速いゴキブリに命中させるのは難しいでしょう。そこで、ゴキブリ退治にはスプレータイプの洗剤をおすすめします。素早く噴射できるので、動きが速いゴキブリにも命中させやすいです。殺虫剤のように危険な成分も入っていませんから、安心してお使いください。
スリッパ
殺虫剤や洗剤は、いつでも手元に置いているものではありません。いざというときに、さっと使えるわけではないのです。そんなときには、履いているスリッパを瞬時に脱いで、素早くゴキブリを叩き潰します。もし手近に捨てても構わない新聞紙や雑誌があるのであれば、スリッパの代わりとして使ってもよいです。
ただし、スリッパでの駆除は叩いた衝撃による死体や卵の飛び散り、また衛生面での問題があります。ですので、ゴキブリを叩き潰すという駆除方法はどうしてもというときの最終手段にしておきましょう。
ゴキブリが寄り付かない環境を作ろう!
そもそも、ゴキブリが寄り付かない家ならばゴキブリのへの不安に悩まされることもありません。次のような対策で、ゴキブリが嫌う家づくりをしましょう。
食品カスを放置しない
ゴキブリは台所によく現れます。それもそのはず、台所にはゴキブリのエサとなるものが豊富にあるのです。三角コーナーの残飯もそうですし、床に落ちた調理クズもゴキブリのエサとなる食品カスです。これらの食品カスを放置せず、こまめな掃除を心がけましょう。ゴキブリはエサのない家にいる意味はありませんから、結果的にゴキブリを追い出すことができるかもしれません。
アロマを利用する
玄関や窓などのゴキブリの侵入口となる経路には、ミントやハッカなどゴキブリが嫌う香りのアロマオイルを香らせてみましょう。ミントやハッカの香りはゴキブリ対策になるだけではなく、リフレッシュ効果もあります。広範囲でアロマオイルを利用したい場合は、水で希釈してスプレータイプにしておくと使い勝手がよく便利です。
ダンボールを置かない
ダンボールはゴキブリの侵入経路のひとつです。ダンボールにゴキブリの卵がくっついていて、家の中に持ち込まれるという話を聞いたことがないでしょうか。また、そのダンボールは侵入経路となるだけではなく、ゴキブリの絶好の住み家ともなります。
家に放置しているダンボールをよく見てみると、ゴキブリが潜んでいるかもしれません。ゴキブリの侵入経路や住み家となるダンボールは、家の中に放置せず早めの処分を心がけましょう。
ゴキブリを本格的に駆除するならプロに任せよう!
ご紹介してきたように、見つけたゴキブリを退治したり、見失ったとしても対策をすることは可能です。ですが、ゴキブリは「1匹見つけたら、家の中には100匹いる」といわれるほど繁殖力が高い害虫。見つけるたびの駆除では、ゴキブリを家から追い出すことはできません。
とくに、外から入ってきたゴキブリが家の中に巣をつくってしまっていたり、住み着き繁殖している状態になってしまっているのなら、私たちの手には負えない状況です。普段から何匹もゴキブリを見かけることがあれば、本格的に手を打つ必要があるかもしれません。
業者にゴキブリ駆除について依頼すると、プロ用の薬剤の適切な使用やゴキブリの侵入口を塞ぐ閉塞工事、またゴキブリを予防するアドバイスなど根本的な解決がかなうのです。まずは、業者に相談してみることをおすすめいたします。
まとめ
今回は、ゴキブリを見失ったときにすぐにとるべき行動や、ゴキブリを見つけられなかった場合にとるべき行動についてご紹介してまいりました。
ゴキブリを見失ったときは、迅速に行動することが大切。部屋のドアを閉めて、すぐにゴキブリを隅々まで探しましょう。見つからない場合にも侵入経路の閉鎖や置き型のゴキブリ駆除グッズなどで対処してください。
ですが、ゴキブリを一度見失ってしまってはその後の日常生活をゴキブリの存在におびえながら送ることに。そんなときには、業者にゴキブリ駆除を依頼してみましょう。本格的な駆除をすることで、ゴキブリに悩まされることがなくなります。ゴキブリを見失ったとき、今回のコラムを思い出して参考にしていただければ幸いです。