ゴキブリは雑食性で繁殖能力が非常に高く、集団で群生する習性もあるので瞬く間に数を増やして病原菌を運ぶなどの深刻な被害を生むことがあります。こうした特徴からゴキブリは広く害虫として知られていますが、その中にも色々な種類があることはご存知でしょうか。ここでは代表的なゴキブリの種類と大まかな特徴をご紹介しましょう。 まず最も有名なゴキブリの種類が「クロゴキブリ」でしょう。黒みの強い見た目をしていて日本全国で発生が確認されます。移動速度が速く、住まいの台所から洗面所のような離れた場所も行き来し、広い範囲で活動します。 次に、こちらも全国的に生息している「チャバネゴキブリ」です。クロゴキブリに比べて半分ほどの大きさで、ビルや飲食店で多く発見されます。このチャバネゴキブリの中には薬剤に耐性のある種類も見つかっていて、ゴキブリ駆除の現場では特に注目されている種類です。 この他「ヤマトゴキブリ」は日本の固有種で北海道から本州の一部といった比較的気温の低い地域に生息する珍しい生態を持っていて、一方「ワモンゴキブリ」は大型の種類で九州から沖縄に生息していましたが、現在は温暖化の影響からかより北の地域にも生息を広げているとされています。 このように大きさや見た目が異なる種類でも同じゴキブリとして生息し発生したら生活の問題になる存在です。見つけたら早めにゴキブリ駆除を業者に相談しましょう。