ゴキブリ駆除を自分でされている場合、用いることが多いのが薬局などで購入することが出来る燻煙式の殺虫剤です。
水を入れて加熱蒸散した薬剤を部屋に充満させるものもあれば、スプレー式の物を使う場合もあります。色々な種類が販売されているものですが、実はどれもゴキブリの卵には効果がないというのをご存知ですか?
ゴキブリの卵は、卵鞘(らんしょう)というカプセルの中にまとめて入っていて、卵を乾燥から守っています。
しかし、同時にこのカプセルに入っている為に、薬剤が卵まで届かず、成虫は駆除できても、卵まで駆除することは出来ません。
そこで、燻煙式殺虫剤を使用する場合は、1度目の使用からしばらく間隔をおいて、再び使用することが推奨されています。
ちなみに、ゴキブリが卵から孵化するまでの時間は、ゴキブリの種類により異なりますが、おおむね1ヶ月前後とも言われています。
徐々に暖かくなってくるこれからのシーズン、毎年ゴキブリにお悩みのご家庭では、1ヶ月に1回程度燻煙剤を使うことで、孵化したゴキブリから順に駆除していくことが出来るかもしれません。
しかし、大規模な施設などでゴキブリ駆除を行なう場合や、自分で駆除作業を行なうのはイヤな方は、ゴキブリ駆除のプロに依頼して、定期的な燻煙剤設置はもちろん、ゴキブリの発生源の特定などを依頼して、より高い精度の駆除を行なうこともご検討ください。