大半の人が苦手であり、嫌われ者ナンバーワンの昆虫といえば「ゴキブリ」!これは令和を迎えた現代においても依然変わりようがありません。ゴキブリの黒光りする体を目撃するだけで「もうこの空間にはいられない」と思う人は今日も増え続けているようです。
色んな意味で無敵のイメージがあるゴキブリですが、意外と天敵が多いことはご存じでしょうか?
ゴキブリを見つけて食べたり駆除してくれたりと、ゴキブリ退治に一役買ってくれる頼もしい生き物たちです。
どんな生き物がゴキブリの天敵なのか?これを知ることでゴキブリ対策の確実性がアップできるかもしれません。
家でゴキブリを見なくなる日は近い!?そんな希望の星となってくれるゴキブリの天敵について、まとめて紹介していきます。
ゴキブリの天敵って何?まとめて紹介します
意外と知られていないかもしれませんが、ゴキブリの天敵にはいろいろな種類が存在します。
蜘蛛
クモは素早いゴキブリを捕まえてくれて、ゴキブリハンターとして知名度が高い昆虫です。クモのなかでもゴキブリ最大の天敵といわれるほどの種類も存在しています。小さなクモでも、ゴキブリの幼虫を食べてくれます。
猫
猫は素早い動くものに反応して、おもちゃにしようとします。ゴキブリの素早い動きは猫にとって刺激を与え、ゴキブリを追いかけまわし退治してくれます。
退治したゴキブリを放置したり、くわえて持ってくることがあるので、ゴキブリの後処理はしっかりと行うようにしてください。
蜂
蜂のなかにはゴキブリを狩ることができる種類がいます。名前は「エメラルドゴキブリバチ」といって、自分より体の大きなゴキブリを狙います。
ゴキブリを狩る方法が残酷的で、頭に毒を与えて操り人形状態にして、卵を孵化させるために利用されます。役目を終えたゴキブリは最後食べられてしまうという、残酷な最期が待っています。
ネズミ
ネズミもゴキブリの天敵といわれています。ネズミがゴキブリを捕まえて食べてしまうからです。
ネズミの大きな前歯にかじられてしまったゴキブリはもう動くことができないでしょう。
アリ
ゴキブリよりも体の小さいアリですが、軍隊アリとなるとゴキブリの天敵となります。軍隊アリは獲物に向けて一斉に動き出し、大きさにかまわずゴキブリを食べてしまいます。
ムカデ
ゴキブリを好物として食べる虫として、ムカデもよく知られています。ゴキブリを求めてムカデがやってくるといわれるほどです。ゴキブリを食べてくれるからといって、ムカデを放置するのは危険です。ムカデも毒を持っているので注意しましょう。
ゲジゲジ
ゲジゲジの見た目が気持ち悪く嫌がる人もいるかもしれませんが、ゲジゲジはゴキブリを食べてくれる益虫です。ゴキブリの天敵としても活躍してくれて、捕まえては食べてくれます。
人に害を与えることはないのですが、見た目のイメージから不快に思われてしまう悲しい昆虫なのかもしれません。
人間
ゴキブリの天敵として名前を挙げなければいけないのが、ヒト・人間です。
人にとってゴキブリはとても不快に感じる昆虫で、見つけたらすぐに退治したいものです。とにかく退治してこようとするので、ゴキブリにとって人間はすごい天敵だと思っているのかもしれません。
ゴキブリの最大の天敵!アシダカグモの特徴
ゴキブリの天敵には、いろいろな動物・昆虫がいることを紹介していきました。そのなかでも「ゴキブリの最大の天敵」が存在します。それはクモの一種で「アシダカグモ」といいます。
なぜ、このアシダカグモがゴキブリにとって天敵になっているのでしょうか?
アシダカグモの特徴について紹介していきます。
とても大きな見た目のクモ
アシダカグモの最大の特徴として、体の大きさがあります。
足の長さを含めて体全体の大きさは「13㎝ほどの大きさ」になります。普段よく見る小さなクモと比べると、とても大きな体で、はじめ見たときは大きさにびっくりしてしまうことでしょう。
とてもキレイ好きなクモ
長い足と大きな見た目で、壁や天井にいるところを見ると少し気味悪いと感じる人もいるかもしれませんが、このアシダカグモはとてもキレイ好きな昆虫といわれています。
自分の唾液で体を洗ってキレイにします。人間に攻撃してくることもなく、ペットとして飼われていることもあるクモの種類です。
網を張らずに害虫を食べる益虫
クモは網を張って獲物を捕獲するイメージが強いと思います。クモの糸が引っかかるのが嫌で、クモを追い出したいという気持ちになってしまいます。
アシダカグモは、網を張らずに徘徊してエサを探す習性を持っています。暖かい場所を好み、夜行性なので夜にエサを探し回って動きだします。
ゴキブリはアシダカグモにとって最高の好物であり、ゴキブリを見つけたら素早い動きで捕食します。ゴキブリハンターとしてとても優秀で、一日で30匹ものゴキブリを捕獲するともいわれています。
アシダカグモはゴキブリ以外の昆虫も食べて、ハエや蛾やアブなどなんでも食べます。小さいネズミも食べてしまうほどです。ゴキブリ以外の害虫も食べてくれるので、益虫としてとても役に立つということが感じられます。
アシダカグモを家で見つけたらどうすれば?
アシダカグモはゴキブリを食べてくれて、人間にとって有り難いクモだということがわかりました。それでは、実際にアシダカグモが家の中に出てきた場合はどうすればいいのでしょうか?
前述しましたが、アシダカグモはキレイ好きで網も張りません。夜行性で人が寝静まる頃に行動するので動いている姿を目にすることは少ないかもしれません。とくに人に害を与えるということもないようです。
むしろ家に入ってきているということは、すでにゴキブリハンターとして活躍中である可能性が高いです。頼まなくてもゴキブリ退治してもらえるなら願ったりかなったりであるといえるでしょう。
ただ、どうしてもとても巨大なクモが家の中にいることが苦手な人もいると思います。苦手な人はホウキやビニール袋などを使って外に誘導し、逃がしてあげてください。
天敵よりも現実的かつ効果的なゴキブリ駆除法は?
ゴキブリを駆除するのにアシダカグモが役立ちますが、アシダカクモを外で見つけてきて家につれてくる、家にやってくることを待つというのは現実的ではありません。
アシダカクモだけに頼ることはできないので、自らゴキブリを駆除できる方法を知っておくのがよいでしょう。ゴキブリに効果的な駆除方法について紹介していきます。
ゴキブリが嫌うニオイを使う
ゴキブリは柑橘系のニオイを嫌う傾向があります。そのため、レモン果汁を数滴水に混ぜたものをゴキブリに吹きかけると動かなくなるのです。
ミントやハッカ類、レモングラスなどのニオイが強くてゴキブリが嫌うニオイがする植物を置くことによって、ゴキブリを予防できるので試してみてください。
アルコールや洗剤を使用する
ゴキブリに洗剤を垂らすと動かなくなるという話しを聞いたことがないでしょうか?
これはゴキブリが高濃度のアルコールを苦手としていることにつながっています。食器用の洗剤でも効果を発揮できるので、ゴキブリを見つけたら試してみてください。
ゴキブリに困ったら駆除業者に依頼を!
ゴキブリは人にとってとても厄介な昆虫です。
見つけたゴキブリは退治する必要がありますが、完全駆除するためには根本から断たなければなりません。自分一人で家の全てのゴキブリを退治することが難しく感じたら、ゴキブリ駆除業者に相談してみるのはいかがでしょうか?
ゴキブリ駆除を安心してまかせることができ、定期的に確認やメンテナンスを行ってくれる業者を選べば、家の中にゴキブリをいなくすることが可能かもしれません。
まとめ
ゴキブリにはいろいろな天敵がいて、そのなかでも「アシダカグモ」が一番の天敵だということがわかりました。最後にアシダカグモについてまとめてみます。
まとめてみると、アシダカグモはゴキブリにとって大変有効だということがわかります。ただ、クモが苦手だという人もいるはずです。また、家にアシダカグモが入ってくれるとは考えづらいので、自らゴキブリを駆除できる方法は知っておいた方がよいです。もし、駆除に困ったらゴキブリ駆除業者に相談してみてください。