毎日生活をするなかで、自宅で遭遇するのが最も嫌なものといえば「ゴキブリ」だという方は多いのではないでしょうか。あまり遭遇したことがなくても、ゴキブリは夜行性なので、あなたや家族が寝静まったころに食卓や枕元で活動しているかもしれません。
ゴキブリは隙間を好むので、私たちの目が届かないところにいる可能性は相当高いです。ふと見かけたゴキブリを放置したことで、知らないうちにどんどん増えていたら怖いですね。
ゴキブリ対策はさまざまなものがあり、市販で買える駆除商品もあります。しかし、自分でゴキブリを確実に駆除するのが難しいときもあります。そんな時は一体どうすれば解決できるのでしょう。
1匹のゴキブリが、みすみす放置したせいで数百匹になっていた……!なんてことにならないように、これから紹介する対策方法を見ていきましょう。
目次
1匹のゴキブリを放置すると200匹に増える!?
ゴキブリを見つけたとき1匹しかいないから、そのままでもいいやと考えていると、あとで大きな被害を受けることになります。ゴキブリの退治が苦手な方も多いかと思いますが、放置しているとどんどんゴキブリの数は増えていってしまいます。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、ゴキブリの生命力はとても強いです。餌がなくても、人間が落とした食べ物のカスや髪の毛を食べて生き延びることができます。
困ったことにゴキブリは1回の交尾で複数回産卵ができます。1回で40匹以上の卵を産むため、5回の交尾で200匹にまで増えてしまいます。
1匹のゴキブリでも、放置しておけば確実に増えてさらに身近に迫ってくることになります。数が増えすぎてからでは手遅れです。後悔するまえに、ゴキブリを見かけたときは1匹でも退治しましょう。
ゴキブリ、放置はNG!!正しい対処【基本編】
ゴキブリを見つけてしまったとき、慌ててしまいがちですが、落ち着いて対処しましょう。
殺虫スプレーを効果的に使う!
台所や、家の中でゴキブリを見つけたときにすぐに効果があるのが殺虫スプレーです。しかし、ゴキブリの中には殺虫スプレーに耐性がついてしまい、効果がないこともあります。
最近ではゴキブリを凍結させるスプレーもあります。ほかにも泡でゴキブリを窒息させるスプレーもあり、こちらはゴキブリの死骸を見なくて済むというメリットがあります。
ゴキブリ用粘着シートを設置する
ゴキブリを捕まえたいときに使うのが定番のゴキブリ用粘着シートです。ゴキブリ用粘着シートの真ん中には「誘引剤(ゆういんざい)」とよばれるものを貼ります。誘引剤とは、ゴキブリが好きな匂いに似ており、匂いでゴキブリをおびき寄せます。
また、ゴキブリ用粘着シートを設置するときには一度にいろんな場所に置き、一気に捕まえましょう。また、ゴキブリ用粘着シートをゴキブリの好みそうな隙間に置くとより効果的です。
次のゴキブリが来ない家に!掃除で環境を整えよう
ゴキブリが来ない家にするために、掃除をするときのいくつかポイントがあります。
食べ残しや汚れた食器をそのままにしておかない
夜になるとゴキブリは活発に活動します。ですので、ゴキブリたちが動きまわる前に食べ残しや汚れた食器をそのままにしないようにしましょう。
物と物のあいだの掃除をしましょう
ゴキブリは隙間を好みます。したがってゴキブリが入り込みそうな隙間の掃除をしましょう。たとえば、冷蔵庫の裏やコンロの下などゴキブリの餌になりそうなものがある場所を重点的に掃除してください。
部屋の掃除をこまめにおこなう
部屋の掃除をこまめにおこない、ゴキブリのエサになる髪の毛やほこりなどを取り除いておきましょう。ゴキブリは人間の落とした食べかすでも食べて生き残ります。日頃からきちんと掃除をすることで、ゴキブリが来ない家に一歩近づけることができます。
上記に書いたような方法で、ゴキブリを放置せず今すぐ対策をとれば、ゴキブリの繁殖を防ぐことができるかもしれません。
ゴキブリを見るのもムリ!そんな人はこの対策を
ゴキブリを見るのも嫌だと思う方には、下記のような対策方法が有効です。
まずは今いるゴキブリを追い出す!
ゴキブリがよく出る場所は、まず燻煙剤を使った対策をしましょう。燻煙剤は置くだけで広範囲の駆除が可能なアイテムですので、ゴキブリと触れ合うことなく対策できますし、さまざまなタイプのものから選べます。
普段はゴキブリの姿が見えない場所でも、夜になると出てきている可能性もあります。怪しいエリアすべてで燻煙剤を使うことで、家全体のゴキブリ駆除効果が期待できます。
ゴキブリが外から入らないよう侵入経路をふさぐ!
まず、ゴキブリの侵入経路になるような隙間を埋めます。窓やドアから侵入するケースもありますが、エアコンやエアコンの通し穴、換気扇から侵入することもあります。
人の出入りがある玄関には、ゴキブリが嫌いなアロマスプレーを使って対策するといいでしょう。ゴキブリは、ミントや柑橘系の匂いが嫌いですのでアロマオイルもそのような匂いのものを選びましょう。
ゴキブリの巣を壊滅させる!
ゴキブリの巣ごと壊滅させたい場合は、毒餌剤を使いましょう。毒餌剤は、餌を食べたゴキブリが巣に戻り死に、そのゴキブリの糞や死骸を仲間が食べることによって、他のゴキブリも死滅するという効果があります。ゴキブリに直接攻撃せずに済むため、苦手な方には使いやすく効果も高いアイテムです。
毒餌剤を使うときにも、ゴキブリ用粘着シートと同じで多くの場所に置くことがポイントです。ゴキブリを放置することは新たなゴキブリを発生させる原因でしかありませんので、くまなく駆除対策をしていきましょう。
ムリ!怖くて退治できない…!最終手段は?
先ほどご紹介したような方法でも退治できないときは、プロに頼むのがおすすめです。
ゴキブリ駆除から巣の根絶までをプロに任せるのが安心!
ゴキブリの数が多すぎるなど、自分でゴキブリの駆除をすることが困難な場合には、プロにお任せしましょう。
ゴキブリの駆除方法でよく使われているのが、ベイト式です。ベイト式は、ベイト剤とよばれるものを使って駆除をします。ベイト剤とは、ゴキブリが好きな餌にゴキブリを駆除する成分を混ぜたものです。
ベイト剤を食べたゴキブリは2週間以内に死滅します。また、ベイト剤を食べたゴキブリの糞を食べたゴキブリも死滅させることができます。
この方法は薬剤の飛び散りがなく、安全で効果が持続性するため多くの業者で使われています。
コストが不安?比較サイトは相場が分かって便利
いざ、ゴキブリ駆除を業者に依頼しようとしたときに気になることが費用ですね。比較サイトを利用して駆除業者を比べてみましょう。そのときに気に入った業者があれば相見積もりをとり、料金やサービス内容を吟味してみましょう。
しかし、安い業者でも実績やアフターフォローに不安があるところはおすすめできません。相見積もりをとり、総合的に判断をして業者を決めていきましょう。
ゴキブリを放置していると家の中が、じつはゴキブリでいっぱいということにもなりかねません。自分でゴキブリの駆除が難しいときにはぜひプロの力を借りて駆除しましょう。
まとめ
ゴキブリと聞くとほとんどの方は嫌悪感を抱くでしょう。しかし、ゴキブリを放置すると大変なことになります。
ゴキブリは1回の交尾で40匹以上の卵を産むため、5回の交尾で200匹まで増えてしまいます。1匹ぐらいなら大丈夫だろうと放置していると増え続けてしまいます。
そうなる前に、ゴキブリの駆除対策をはじめましょう。ゴキブリの駆除方法には、さまざまな方法があります。市販のものでもゴキブリ駆除をおこなうことができます。ご自身に合った方法で駆除対策をしてください。
また、ゴキブリは食べかすや髪の毛なども餌にしてしまいます。ゴキブリが来ないようにするためには家の中を掃除してきれいにしておきましょう。
もし、ゴキブリ対策をしてもゴキブリが減らない、自分で駆除するのは苦手など困ったときにはプロの手を借りて駆除をおこなうことをおすすめします。駆除業者を選ぶときには、比較サイトで相見積もりをとり、価格やサービス内容を見比べてみましょう。