知らない間に急にゴキブリが現れるとゾッとしますよね。ゴキブリ駆除の準備ができてなく、うっかりゴキブリを逃がしてしまった経験はありませんか?動きが俊敏で繁殖力の高いゴキブリはしっかり駆除をしないとどんどん増えていきます。
みなさんは、ゴキブリ駆除にアルコールが効くということは聞いたことがありますか?このコラムでは、その真相やアルコールでゴキブリを駆除するメリット・デメリットについてご紹介します。
また、アルコール以外でのゴキブリ駆除方法や、ゴキブリが出にくい家づくりについても書いてあるので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ゴキブリ駆除にアルコール成分は強力なパワーを発揮する!
ゴキブリにアルコールをかけると駆除できるという噂を聞いたことはありませんか?実はアルコールは、ゴキブリにとって天敵ともいえる最強のものなのです。
ゴキブリをなぜアルコールで退治することができるのかというと、それはゴキブリの体にまとっている油が関係しているのです。
ゴキブリは体にある小さな気門で呼吸をしています。アルコールがかかることで、身体の表面の油が取れ、気門にアルコールが入るため呼吸ができなくなり駆除をすることができます。
また、アルコールには体温を下げる効果もあります。ゴキブリは自分で体温調節ができないため、アルコールが体にかかると急激な体温低下が始まり死に至ります。このように、アルコールはゴキブリ駆除をするのに最強といわれているのです。
アルコールでゴキブリ駆除をするメリット・デメリット

「アルコールでゴキブリ駆除をするのは本当に大丈夫?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。ここでは、アルコールでゴキブリ駆除をするメリット、デメリットをご紹介します。
メリット
アルコールは毒性のあるものではないので、安全に安心して使用することができます。キッチンなどの衛生面が重要なところでゴキブリを発見した場合、殺虫剤はなんだか抵抗がありますよね。
しかし、アルコールなら除菌をすることもできるので、キッチンで使用しても問題ありません。また、ゴキブリに大量のアルコールをかけても、すぐに蒸発するため、拭き取る手間も軽減できます。
デメリット
アルコールは床を変色させてしまうことがあります。特にワックスを塗ったフローリングは白く変色する可能性があるので、なるべくフローリングは避けてアルコールを使いましょう。
また、アルコールランプというものがあるように、アルコールは引火しやすいものです。火の近くで使用すると火災を引き起こす可能性もあります。
アルコールでゴキブリ駆除をする場合は、近くに火の気がないかを十分に確認いしたうえで利用しましょう。使用した後も近くですぐに火を使うことは避け、換気をしっかりと行いましょう。
ゴキブリ退治にオススメしたいアルコールグッズ3選!
ゴキブリ退治方法は、霧吹きのスプレーにアルコールを入れ、散布させると有効的です。スプレーで散布させることによって、ゴキブリの体より広い範囲にアルコールをかけることができます。
そのため、逃げ足の速いゴキブリの体にかかる確率も上がり、効果的にゴキブリ退治をすることができるのです。
ここでは、簡単に使えるアルコールグッズ3選をご紹介します。ほとんどのご自宅に常備してあるものばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
洗剤
洗剤にはゴキブリの表面の油を取り、呼吸困難にさせるというアルコールと同等の効力があります。洗剤であればお風呂にもキッチンにもあり、どの家庭にも置いてあるのですぐに使えます。
エタノール
エタノールもアルコールの一種で、ゴキブリ退治に利用することができます。ドラックストアなどで簡単に手に入り、消毒雑菌効果も期待できます。
エタノールは、消毒用エタノールと無水エタノールがあり、アルコール濃度の違いがみられます。一般的に消毒用エタノールは濃度が約80%で、無水エタノールは約100%です。
エタノールは無害のため、小さいお子さんやペットがいるご家庭で殺虫剤を使うのは‥‥‥と抵抗がある人におすすめです。霧吹きのスプレーに入れて常備しておくといざというときにすぐ使えます。
高度数のお酒
ゴキブリ駆除で使えるアルコールは、なるべく度数の高いものを選びましょう。50%以上のアルコールを利用することがゴキブリ退治に有効といわれています。
しかし、市販で売られているお酒は、度数が高くても40%以上のものが多いです。ワインや日本酒などでは、度数が20%以下のものが多いため、ゴキブリ退治には不向きです。
ゴキブリにアルコールが効かないときに考えられること

ゴキブリはとても生命力の高い生き物です。アルコールをかけた場合でも、アルコールの量が少なかったり、度数が低すぎたりすると駆除ができないケースがあります。
ゴキブリを駆除できたかのように思っても、すべての気門をふさがないかぎり、また体温を取り戻しゴキブリが逃げてしまうのです。
また、ゴキブリは嗅覚に優れておりアルコールの匂いを好みます。高濃度のアルコールをかけることで駆除ができますが、アルコールの匂いが残っていると他のゴキブリが群がる可能性もありますのでご注意ください。
部屋にアルコールの匂いが充満しないように適度に換気をしたり、アルコールをこぼしたら拭いたりなどの工夫をしましょう。
アルコール以外のゴキブリ駆除の方法
アルコール以外でもっと簡単なゴキブリ駆除方法は……と思う方もいらっしゃると思います。そこで、ここではアルコール以外のゴキブリ駆除方法をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
燻えん剤
殺虫成分の入った煙を部屋に充満させることでゴキブリを駆除します。ゴキブリはわずかなすき間を通って他の部屋に移動してしまいます。
燻えん剤を使用するときは、なるべく全部屋同時に行いましょう。また、使用後はゴキブリの死骸が落ちている場合もあります。燻えん剤使用後は掃除を行い死骸を部屋から出しましょう。
粘着シート
ゴキブリがよく出そうなキッチンやベッドの下などに粘着シートを置くことで、ゴキブリが粘着シートに引っかかり駆除することができます。
粘着シートにはゴキブリの好きな匂いがつけられているため、そのトラップに引っかかり駆除ができるという流れです。
スプレー
ゴキブリにめがけてスプレーをかけることによってゴキブリの駆除をすることができます。しかし、殺虫剤は匂いがきつく、小さいお子さんやペットが近くにいるとなかなか使いにくいというデメリットもあります。
殺虫剤は殺虫能力が強いため、即時に駆除ができるというメリットもあります。ご家庭の環境に合わせて使ってみてください。
業者
ゴキブリが出ると衛生的に悪影響を与えます。ゴキブリの全身にはサルモネラ菌や赤痢菌、チフス菌などのさまざまな菌がついています。もしゴキブリがキッチンにいて食材を……と考えただけでも不快な気持ちになりますね。
1匹出たら100匹はゴキブリが隠れているといわれるほど、ゴキブリの繁殖力は大きいのです。家にいるゴキブリを一気に駆除したい場合は業者に頼むことをおすすめします。
数匹だけ駆除をしても、まだ姿を隠しているゴキブリがたくさんいることを忘れないでください。定期的にゴキブリ駆除を行い、完全にゴキブリのいない家を目指しましょう。
ゴキブリの出ない家づくりをしよう!
ゴキブリが出てくると不快な気持ちになりませんか?ここでは、ゴキブリが出ない家づくりの方法をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
水分を残さない
ゴキブリは湿気のあるところや水が大好きです。特にキッチンやお風呂場などの水場は、しっかりと水を拭き取りましょう。また床に水をこぼしてしまった場合は、すぐに拭き取り清潔な状態を保つとよいです。
ゴミを残さない
ゴキブリのエサは、人間が出すゴミです。キッチンに生ゴミが溜まっていませんか?使用したお皿がそのまま放置されていませんか?
このように、ささいなゴミがゴキブリを引き寄せる要因となります。特にキッチンはゴキブリにとって最適な場所になるので、注意が必要です。
調理後は床やコンロの下などにゴミが落ちていないか確認してみてください。見えづらいところに落ちたゴミもこまめに掃除をして、ゴキブリを引き寄せないようにしましょう。
侵入経路をふさぐ
ゴキブリは家の中にある隙間から侵入します。特に換気扇やエアコン、上下水道などからの侵入が多いです。ゴキブリの侵入を阻止するためにも防虫キャップや防虫薬を使ってみるのはいかがでしょうか。これらは数百円から購入することができます。
安価なため手に入りやすく、ゴキブリの侵入経路を遮断することが期待できます。ぜひ利用してみてください。
また、隣の家からの侵入も考えられるので、窓や扉はきちんと閉めるようにしましょう。侵入口がなければゴキブリが家に入ってくる可能性は激減します。
段ボールに注意
いくら部屋をきれいにしていても、ゴキブリが突如現れたという体験をしたことはありませんか?そのゴキブリは段ボールから出てきたかもしれません。
ゴキブリの卵は直径約5~10mm程度で、段ボール内の隙間に生息しているケースが多いです。そのため、目視で確認することは難しくなっています。
外から持ってきた段ボールには、どこにゴキブリの卵がついているかわかりません。そのため、不要になった段ボールはため込まずこまめに捨てるようにしましょう。
まとめ
このコラムでは、ゴキブリの駆除方法についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。アルコールや洗剤など、家庭においてあるものでも十分駆除をすることができます。また、アルコール類は殺虫剤に比べ、人体に影響を与えるものではないので、安心して利用できます。
殺虫剤の匂いが気になる方や、小さなお子さんやペットがいるご家庭でも簡単かつ安全にゴキブリ駆除ができるので、スプレーボトルに入れたアルコールを常備しておくといいでしょう。
ゴキブリは1匹出ると100匹いるといわれているほど繁殖力の高い生物です。もし、ゴキブリの出る頻度が高い場合は、家の中にたくさん潜んでいる可能性もあります。不安に思われた方は、一度業者に頼んで家の中のゴキブリを駆除することをおすすめします。